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昨日ボーっとテレビを見ていたら「ナマタマゴ」という映画が始まった。
出演者を見ると、飯田香織・矢口真里・後藤真希・辻希美 という「モーニング娘」に所属する4人である(飯田香織さんと後藤真希さんは既にモーニング娘を卒業しているけど映画製作が2001年なので当時はモーニング娘所属だった)。 俺は普段、彼女達にはあまり興味が無いので、気にも留めずにボーっと見ていたが少しずつその映画にのめり込んでいった。 ストーリーを紹介すると・・・ 4人が卓球をしている。全然楽しそうではない。会話が始まった。 「人間て人生のうちどれ位眠っているか知ってる?」 「う~ん・・・」 「20年だって・・・」 「それならまだ、私達は(20歳前だから)まだ夢の中なんだ・・・」 なんてワケの判らない会話を淡々としている。 徐々に彼女たちが置かれている状況が明らかになっていくんだけど、その明らかになっていくプロセスがなかなか良かった。 味のある共演陣が名前を連ねており「4人の境遇」を短い時間の中で見事に伝えている。 ちなみに共演陣は・・・ おかやまはじめ/平尾良樹/山崎裕太/矢沢心/檜山豊(ホームチーム)/風間トオル/仲本工事 の面々。 映画を見て判った4人の設定境遇 (飯田) 暴走族の(レディ)ヘッドとして生活。死亡事故を起こした後輩の身代わりになって自首。 孤児院育ちの彼女には族の仲間が何よりも大切だったのだが・・・ (後藤) 両親不在の中、育ててくれたたった一人の姉がレイプされるのを目撃。 犯人を見つけ出して殺人を犯す。 しかし、事件後の姉は実妹の彼女のことを忘れてしまっている・・・ (矢口) 母親の内縁の夫から虐待を受ける日々。 その中で通っていたディスコで外人から薬物を購入して服用するように・・・ (辻) 実業家の両親は忙しく小さい頃から、なかなかかまって貰えない。 両親の気を引くためにわざと万引きを繰り返す日々・・・ これらのことから彼女達は少年院に入院している設定。 卓球は少年院の娯楽室で行っていたのであった・・・。 4人の境遇を紹介し切った段階で映画自体が90分という短い時間だったこともあり、 これから色々なことが起こるのかな?という所で、比較的あっさり終わってしまったのが少し残念だった しかし4人の普段のキャラとはかけ離れた設定だったのにも関わらず大いにのめり込めた。 なかなかの作品であったと俺は思う(のめり込んだ → 少し涙が出た 苦笑) 公開当時はモーニング娘のファンのみが楽しんだ作品だったと思うけどなかなかどうして! 「つんく♂」は只者ではないな・・・と思ったのであった。
by m_parking
| 2005-02-12 11:54
| movie・drama
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